- おおき
- I
おおき【多き】〔文語形容詞「多し」の連体形から〕多いこと。II
「~を望まない」「百人の~にのぼる」
おおき【大き】※一※ (形動ナリ)〔本来は「多し」と同源。 その連体形「おおき」が上代では分量の大きいこと, さらには質のすぐれたことに用いられたが, 中古では「おおき(なり)」と形容動詞として用いられるに至った。 → おおし(大)〕(1)容積・面積が大であるさま。「いと~なる河あり/伊勢 9」
(2)規模が大がかりであるさま。「~なることもし給はば/源氏(若菜下)」
(3)程度が大であるさま。 はなはだしいさま。「中御門京極のほどより~なる辻風おこりて/方丈記」
※二※ (接頭)名詞に付く。(1)大きい, 偉大な, の意を表す。「~海」「~聖(ヒジリ)」
(2)同じ官職・位階のうち, 上位であることを表す。III「~ものまうすつかさ(大納言)」「~みつのくらゐ(正三位)」
おおき【大木】姓氏の一。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.